油膜除去剤『ウロコ狩り』について
雨中の走行時や夜の走行時に対向車のライトが乱反射して視界が悪いのは、油膜がガラス表面に付着していることが原因です。また、サイドガラスなどで特にプライバシーガラスなどは、鱗(ウロコ)状の汚れが頑固に付着して目立ってしまいます。これらは、雨などの成分が乾いて固着したり、雨などによって流れたワックスが固着したり、様々な要因で発生しますが、その除去は、普通の洗剤ではできません。
「ウロコ狩り」は、これらのガラス表面に付着する頑固な汚れを完全除去するための製品です。
「ウロコ狩り」は、”研磨剤で磨き落とす” タイプです
通常ガラスに付着した汚れの除去方法は、
- 溶解性のある酸性の液で溶かす。
- 研磨剤で磨き落とす。
この2種類の方法で除去しますが、それぞれメリット・デメリットがあり、カーピカねっとでも商品化にあたり多くの方法を検証、実験しました。
タイプ1 酸性の液で溶かす場合・・・
メリット | 簡単 |
デメリット | ガラス自体を溶かす危険性が高い。 垂れた溶液が塗装に付着すると塗装を溶かす |
以上の点から、危険度が高いため、プロ用としては可能ですが、一般市販としては、適しません。さらに、フロントガラスに使用すると白濁してしまう恐れもあります。
タイプ2 研磨剤で磨き落とす場合・・・
メリット | 危険度が低い |
デメリット | 少々根気を必要とする |
以上の点から、危険度の低さゆえに一般市販向きです。ただ、使用する研磨剤の種類を誤ると大変です。研磨剤も多くの種類があり、形状、硬さ、大きさなどその特性に合わせ適正な選択が必要になります。この「ウロコ狩り」は、ガラスレンズの最終仕上げのノウハウを流用して成分を選定しています。これにより、誰でもガラス表面は傷をつけずに、不要なウロコなどをしっかり除去できます。
※ウロコ狩りはpHは酸性ですが、これはガラスを溶かすものではありません。ウロコ状の汚れの結合に作用し研磨成分が機能しやすくするための液が酸性の性質を示しています。
ウロコ狩りの使用方法について
【リニューアルしたウロコ狩りスポンジを使用する場合も同じ使用方法です。】
ガラスにびっしりと付着したウロコ!今回はこれを除去します。『ウロコ狩り』の効果をわかりやすく紹介するため同じガラスに未施工部分を残したまま作業します。
まずガラス面に付着した汚れや埃などの固形物を洗い流すか湿らせたクロスなどでしっかり拭き取り、表面に固形物が無い状態にします。
『ウロコ狩り』を付属のスポンジに適量取り、ガラスを軽く押し付ける感じで磨いて下さい。『ウロコ狩り』は少し湿っている方が良いので、たまにスポンジに水を含ませてください。【注意】写真はわかりやすくするために素手で撮影していますが、ウロコ狩り使用時は必ず浸水しない手袋をしてウロコ狩りが素肌に触れないようにしてください
写真のように磨いた部分が撥水しなくなればOKです。最初は5cm四方の狭い範囲を集中的に磨き、落ちてきたらそこから範囲を広げるとスムーズに作業できます。
水でしっかり流して、極細繊維クロスで拭き取ります。(拭き取りの際に、写真の未施工部のように水シミっぽく残る箇所があった場合は、その部分をもう一度施工して下さい。完全に落ちると写真の左半面の施工面のようになります。) ※ウロコ狩りは、酸性の液のため施工後放置しないでください。こまめに大量の水ですすぎ流し、ボディーなどに付着した場合もしっかりすすぎ流してください。
未施工部分との差は歴然!!完全に除去できたら、撥水剤を塗っておきましょう♪ウロコの再不着を軽減できます(^-^)カーピカねっとおすすめの”ガラス専用フッ素撥水剤”「鎧yoroi」はコチラをご覧下さい
使用上の注意事項
※2013年5月27日リニューアルしました。
- 必ずゴム手袋などを使用して、直接手で本液を扱わないようにしてください。また、本液を塗布したまま放置しないでください。こまめに大量の水ですすいでください。
- 油膜や撥水膜などはしっかり落としておかないと、次の撥水剤などがしっかり乗りませんので多少手間はかかっても完全除去をしてください。
- 表面加工したガラスや鏡には使用できません。表面の加工を落としてしまう可能性があります。
- 砂埃などがひどい時は使用しないでください。スポンジとガラスの間に砂などが入った場合、砂をこすり付けてガラス面を傷つける可能性があります。
- ボディ等、ガラス面以外の場所に付着した場合、研磨成分がボディ等を傷つける可能性がありますので、速やかに十分な水で洗い流して下さい。
- 付属のスポンジの硬い部分は、手で持つためにある面です。施工用ではありません。やわらかい面が施工に使用する部分です。
保管上の注意事項
- 高温多湿を避け、冷暗所で保管ください。
- 本製品が保管中に分離した場合は、よく振って ご使用ください。
- 食用不可!子供の手の届く所などには保管しないでください。
ガラス撥水剤『鎧-Yoroi-』について
耐久性は5ヶ月です
使用環境やワイパーの使用頻度などで耐久性は変動しますが、性能に衰えを感じたらもう一度重ね塗り施工してください。(重ね塗り施工が可能です)
図のように、シリコンの滑水作用に、フッ素による結合力の付加で撥水と耐久性も向上しています。施工前のガラス面に油膜や汚れ、その他皮膜などがありますと耐久性が著しく低下する可能性がありますので、ガラス面の下地処理はキッチリ行ってください。下地処理には『ウロコ狩り』をオススメしています。
ガラス撥水剤「鎧 yoroi」の使用方法について
まずガラスをイオンシャンプーなどの洗剤で洗い、しっかり水ですすぎます。
ガラス面が油膜やその他のガラスコート剤膜などで、写真の未施工部のように水をはじいている場合、上記の『ウロコ狩り』にて下地処理を行ってください。
完全に乾燥させたガラスに、付属のスポンジで『鎧-Yoroi-』を塗り広げます。(かなり薄く延びますので、少量で試しながら施工してください) 付属のスポンジが紛失した場合は、ティッシュなどで代用可能です。
塗り残しの無いようにしっかりと塗りこみ、5〜15分程度、乾燥させます。(乾燥時は、水に濡れないようにしてください)
極細繊維クロスを水で濡らし、固く絞ってからガラスを拭きます。
最後に乾燥したクロスで乾拭きして完了です。
強い撥水力のため、ホースなどで水をかけても、放水を止めた次の瞬間に、ガラス面の水がほとんど排水されてしまいますので、お試しください。
注意事項
使用上の注意事項
- 油膜や撥水膜などはしっかり落としておかないと、撥水剤がしっかり乗りませんので撥水性能や耐久性が著しく低下する可能性があります。
- かなり撥水してしまうため、ワイパーを使用する際に施工車両との相性でワイパーがビビることがあります。ワイパー併用がメインの場合は、GモードやFACEでフロントガラスを撥水させた方が相性が良い場合がありますので、ご検討ください。
保管上の注意事項
- 高温多湿を避け、冷暗所で保管ください。
- 食用不可!子供の手の届く所などには保管しないでください。
ウロコ狩り・鎧yoroiセット
ガラス面の油膜やウロコ状のスケール除去に『ウロコ狩り(150g)』。プロ使用の高耐久ガラス撥水剤『鎧 yoroi(100ml)』。この2点がセットになってお買い得!
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